年齢を経るということ

今日添削道場を更新したので、シューカツ生さんはぜひみていってくださいね。

 

さて、本日はちょっと話題を変えて。

 

ここだけの話(とあっちこっちで言っている)、若いということはスバラシイ、とついつい思ってしまう。特に感じるのは研修の時だ。文章講座にしろ、論理力講座にしろ、問題解決にしろ、たった1日の研修でも「使用前、使用後」とばかりにめきめきと変容するのは、たいてい30代前半までの人だ。

 

じゃあそれ以降の年代層に研修はムダかというと、そうでもない。新知識の吸収スピードは若い層と比べて遅い(ようにみえ)ながらも、何がしかを身につけて帰っていく人は必ずいる。

 

そういう人たちに共通しているのは「素直」ということだ。

 

グループ演習でも、他人の意見をしっかりと聞く、「すごいなぁ」と心から言える、いいと思った点をすぐに真似する。アンケートの感想欄では「役職や職種を超えて、いろんな方と交流できて刺激になった」と書いている。何より、その場を心から楽しんでいる。

 

逆に、「自分の経験では、○○なんだけど」とか「~だったら、××できたのに」と、とかく解説や言い訳に走ってしまうタイプの人は、新しいことが入りにくい。できあがった自分のカタチを守ることに、固執してしまうのだ。

 

年をとってしまうことは自然の摂理だから仕方ない、いや、これは経験を積むことなのだから、いろいろな考えを受け止めるための、心の柔かさを養いつつあるのだととらえたい。自分自身にしてもそうだ。

 

30代後半ぐらいまでは、けっこう「であるべき」「~で当然」という視点が勝っていた。もちろん今でも譲れない部分はあるが、あまりこだわりが強いと、新しいものを受け入れる余地がなくなってくることに気付いた。

 

解決しそうにない問題に立ちすくんでいる人や、逆にルーティンにマンネリを感じている人。頭がガチガチになってないかな。もうちょっと感情を解き放って、、リラックスしてみよう。できない言い訳を一生懸命考えるのをやめて、やれることをできる部分から始めてみようよ。違う視点で物事に取り組むと、昨日の自分より一歩進めるような気がするよ。