旧版・論理職養成ギプス講座より「ロジック・ツリー」編をセレクト。今回はその第2回目!
ロジック・ツリー登場!の巻 2/2
息子:「父ちゃん、ロジック・ツリー、これでどうだい?」
一徹:「そうか『シゲオがそう言ったから』とな。この場合、『巨人軍は永久に不滅です』を主張(結論)、理由としてあげた『シゲオがそう言ったから』は主張に対する根拠(理由)というのじゃ。つまり、この主張は、シゲオのセリフによる根拠によって支えられとる論証というわけじゃ」
息子:「根拠って一つでいいの?」
一徹:「いいや。複数あったほうがいい。その中から特に、信用できる情報源から得られたものを選ぶと説得力が高まるんじゃ」
息子:「…このシゲオさんが言うことって、信用できたっけ…」
一徹:「感性の人じゃからのう…。そういう意味では、健全な論証とは言えんかもしれん」
息子:「健全って?」
一徹:「英語で言う‘sound’よ。『確からしい』ということなのじゃ」
息子:「わかった。信頼できるところから得られる根拠であるほど、それと、根拠の数が多いほど、主張は強くなるんだね、父ちゃん」
一徹:「論理を図式化するものは、マトリックスやら特定要因図やら、いろいろある。でも、おそらくもっとも一般的なものがロジック・ツリーじゃ。思考の過程で使うだけでなく、プレゼンテーションのときの小道具としても使える!」
息子:「でもシゲオさんのセリフをもとにしたロジック・ツリーじゃ、説得力ないよね・・・」