以下は昨年、12月のシューカツ解禁日に向けて書いたコラム。あんまり見てもらっていないみたいだから、ちょっとアレンジしてこっちに移しておいたよ。できるだけたくさん学生さんに読んでもらいたいな。(全2回)
就活生諸君!まずはざっくりと、今から何が自分の身に起こるのか掴んでいただきたい。そのために必要なことは3つ。就活スケジュールを押さえる、活動に要する時間とカネを知っておく、心のモードを切り替える、である。
1.全体像(タイムスケジュール)を押さえておくべし
前年度、タテマエとしては就活が12月解禁となった。来年度からはそれが翌年3月となるが、今年は前年度とは変更がない。まずは「2015」「就職」「スケジュール」でキーワード検索、何がしかの就活サイトでだいたいのスケジュールを確認してみよう。私のサイトにもあるので、よければどうぞ。
LC研究所ホームページ/就職支援サービス/お役立ちコーナー(学生編)/就職活動の概要
2.時間と懐具合を確認するべし
シューカツの中身は大きくいって会社訪問(説明会+試験、面接など)と仕込み(エントリーシート書き)だ。忙しさのピークはこの2つが重なるときで、一般的には女子が3~5月中旬、男子が2~4月下旬だ。(残念ながら、日系企業の事務系の場合は、明文化されていないが選考時の男女‘区別’が結構あるので注意。)後期試験・レポートとも重なり、特に試験の遅い国公立の連中は大変である。うっかりこの時期バイトを入れたりするとエライ目にあう。周囲の理解を得て、調整しておくこと。
活動費は主にスーツや靴、カバンなどの消耗費と交通・宿泊費。一般的には活動中の総費用を10万円を上限に見ておけばよいだろう。ただし、リクルートスーツは「とりあえず」で買うと就職後使えないこともあるので、着て気分のいいものを選ぶことをお薦めするなお、今暮らしているところで就職をしないあなた(上京組、Uターン、Iターンなど)。要注意である。1蓄えを確認し、場合によってはラストの教育投資だとして、事前にスポンサー(親)に前借りしておくことも必要だ。
3.心のモードを切り替えるべし
ホームページの就職活動の概要のコラムでも書いたけど、就活はかなり不条理なものである。透明性、公平性、納得性に非常に乏しく、合理的な人間にはおおよそ耐えられないと私は断言する。性格・成績の良いあなたが評価されず、愛想だけは良い、チャラ女やチャラ男が内定をゲットすることなんてザラだ。でも仕方ない。所詮は世の中なんてそんなもんである。それを勉強する場だと割り切ってほしい。実際、相性、運、縁といったものが、シューカツのみならず人生の60%以上を左右するような気がする。ただ、それらは与えられたものだけではなく、自分で作っていく部分も大きいのだ。ということで、運・縁の付け方について、次回述べたい。