新・論理力養成ギプス講座2-1

ひさびさの論理力養成ギプス講座。一徹のへ理屈がさえる!

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マトリックス(表)の巻

アッコ:「毎日STAP細胞ねつ造疑惑の記事ばかりね。どうしてこんな大騒ぎになっているのかしら」

一徹:「ふん、発見当時から女性の、しかも若い研究者ということで大きく取り上げられとったからのう。リケジョがどうの、割烹着がどうのなんてくだらんことをでかでかと見出しにしとった新聞もあったし」

アッコ:「栄光の頂点からどん底に引きずり降ろされたようで、なんだか気の毒だわ」

一徹:「最近ちっとはましになってきとるが、そもそも何を論ずべきかという問題が全く整理されておらんじゃったな」

アッコ:「お父さんがよく言う、論点ということね」

 

一徹:「そうじゃ。わしの見るところ、一つは論文自体が正当な手続きにのっとって作成されているかどうか、もうひとつはSTAP細胞が本当に存在するかどうか、この2つの論点が入り乱れとる」

アッコ:「でも4/9の記者会見では、この2点を意識して『悪意のないミス』『STAP細胞はあります』を強調してらしたようだったけど…」

一徹:「ふふっ、論拠としては弱すぎるのう。科学者の言うこととも思えん」

アッコ:「たったそれだけじゃ納得できないということね。じゃあ、何を言えば信用してもらえるのかしら」

一徹:「女の子はぐずぐずりくつをこねるなっ、無言、だまって考察じゃ!」

アッコ:「(論理って理屈なんだけど)…わかったわ」

 

つづく