新・論理力養成ギプス講座2-2

マトリックス(表)の巻

アッコ:「お父さん、まず論点をマトリックス、つまり表で整理してみたわ。」

 

スタップ細胞の信用性

 

一徹:「要は、スタップ細胞の信用性について、論文の正当性を縦軸に、スタップ細胞の実在の有無を横軸にマトリックスを作成したのじゃな」

アッコ:「ええ。小保方博士は、正当性の有無に対しては「悪意のないミス」、「存在しない」には「あります」という論拠をそれぞれ提示しているわけね」

一徹:「そうじゃ。特に後者の「あります」が論拠として弱すぎるのはよくわかるじゃろう」

 

アッコ:「そうね。これをみるかぎり、やはり論文の正当性=スタップ細胞の存在じゃないかしら。正当性がないと判断された以上、スタップ細胞の存在の可能性が否定されたわけね」

一徹:「厳密にいえば違うぞ、アッコ。マトリックスを読み違えておる」

アッコ:「え?」

 

つづく